このネズミ、どっかで見たなー。
先日「アニメージュとジブリ展」(▶記事)に行った時のこと。
次回展示の告知ポスター
ネズミがチョッキ着て、何するんだったかな(?)
全然思い出せず、販促物がかわいいのでもらってきました。
パンフと告知サイトを見て、ようやく話を思い出しました。
とらえ方が色々できるこの話、思い出したら子供の頃あまり好きじゃなかった。懐かしさと一緒に、大人なりに結末をとらえて、ちょっと前向きになりました。
ねずみくんのチョッキの話
(Amazon商品)
おかあさんがあんでくれた、かわいいチョッキ。“ちょっときせてよ”と動物のなかまたち。あらあら、チョッキがどんどんのびて・・・。
ポプラ社ホームページ
あーそうだったそうだった、
ネズミが自分のお気に入りチョッキを、色んな動物に頼まれて貸していくんですよ。
どうやって終わるかは、こんな↓
色々解釈がむずかしい話
思い出した、子どもの頃に読んで、とても微妙な気持ちになったこの話。
ねずみくんが気に入っているチョッキを、ほかの動物たちにどんどん貸していくんですよ。
それでちょっと貸しての動物がどんどん大きくなって、チョッキもどんどん伸びていく・・。
大事なチョッキが伸びていく、ちょっと複雑な話です。
大人なりの綺麗な解釈
モノに固執せずに、周りの人を大事にする方が、人生は楽しい。
大人として、きれいにこの絵本を捉えると、こういうことなんだろうな。
チョッキはたかがモノ。それが使えなくなっても、周囲が喜ぶって素晴らしいじゃないか。
ストーリーを思い出してから、そう理解することにしました。
つい昨日ぐらいまで。
でもなんか、きれいにまとめ過ぎというか、自己犠牲的すぎるというか。周りが喜ぶからって、広い心で自分が大事にしているものを使われるのってどうなの。
抜けきれない子ども感。わたしはこころが狭いです。
私、チョッキ貸します。
(Amazon商品)
ストーリーはともかく、ねずみくんかわいい~懐かしい、て記事を書くために、昨日から色々見ていて、また違う考え方が。
最後、ゾウだけちょっと違う。
ゾウは着て終わりじゃなくて、自分の鼻を使って、ねずみくんと楽しむんですよね。
それでほかの動物も一緒に楽しむんだったかな(?)忘れた。
他の動物と同じく、チョッキを借りて使い物にならなくする一匹なんですが、最後はゾウだから出来る楽しませ方で、ねずみくんは新しい楽しみを得る。
だから、こうとらえることにしました。
自分が大事にするものを、貸して貸してと集まってくる人達。貸していく中でモノが揉まれて、最終的には、元のモノ以上により良い楽しさに変わることがある。
あ、そっか途中段階の動物達がサイズアップしてくれたから、最後ゾウになるのか。
なんか、自分の仕事や日常に重なりました。人って、物語を自分の良いようにとらえるよね。
自分がチョッキを貸すか悩んだら、ねずみくんの話を思い出します。
深いな、ねずみくんのチョッキ。
単純に、みんなに貸してあげましょうって話かもしれません。
ねずみくんのチョッキ展 情報
開催:2021.6.2(水)~14(月)
松屋銀座8階イベントスクエア
東京以外にも巡回しているイベントで、すでに横浜・静岡・大阪は終了しています。
ほかに巡回エリアも増えるのかな(?)
今日見た時点では残り、東京・兵庫・長野です。
グッズ付入場券
チケットは、グッズ付とそうでない普通のチケットの選択肢があります。
ネタバレ嫌なので載せませんが、色々検索したところ、スタンプを集めていくことで完成する絵本らしいです。
コロナ対策で、スタンプではなくシール配布っぽい。それでも、自分で作った絵本が完成するのはお子さん楽しそうですね。
グッズかわいい!!
公式ページのグッズ、めっちゃかわいい。Tシャツ、欲しい。
はぁ、だいぶ楽しみました。
ねずみくんかわいい~、懐かしい~!という方、ぜひ展覧会情報見てみてください。
こころが狭くなったら、チョッキ着よう。
以上、懐かしい「ねずみくんのチョッキ」の話で、また少しやる気を出した大人の話でした。
ご清聴ありがとうございました!